「ウナギ」と「アナゴ」の話

こんにちは。
三番町ごきげんクリニックのRです。


今日27日は、土用の丑の日です。
稚魚の不漁によるウナギ価格の高騰で、国産だけでなく中国産も値上がりしているようですね。


ということで、クリニックでは、今年はウナギに代わって・・・
「アナゴ」の登場です!


アナゴはおもに海水と淡水の混じり合う内湾の砂泥底に生息していて、
昼間は砂底や、海底の残骸の穴に潜んでいることから穴子と言われているそうです。


アナゴ100gで、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンDの一日必要摂取量をとることができます。



「ウナギ」「アナゴ」
魚類の分類でいうと、どちらも同じウナギ目(ウナギモク)の魚ですが、
それぞれ「ウナギ科」「アナゴ科」に分かれます。
(ちなみに、同じようなお魚「ハモ」は、ウナギ目ハモ科。「ウツボ」は、ウナギ目ウツボ科。みな同じウナギ目の仲間です。)


味の違いは、脂質の含まれる量。

ウナギにはアナゴの倍以上の脂質が含まれていて、その分カロリーも高くなっています。
ウナギの脂質成分は不飽和脂肪酸(*)なので、あまり気にしすぎる必要はないようですが、
とはいえ、酸化しやすい性質をもっていることには変わりはないので、
食べる量と、できるだけ新鮮なうちに食べるよう心がけてください。


今年の丑の日。
みなさんは、「ウナギ」と「アナゴ」、それともハモ、ウツボ
何を召し上がりますか?


(*)溶ける温度が低く、常温では液体になります。
  体の中に入っても、液体のままなので、血液中をスムーズに移動することができるため、
  一般に「血液をサラサラにする油」といわれています。
  −『病気がイヤなら「油」を変えなさい!』より一部抜粋
   (杏林予防医学研究所所長 山田豊文 著/河出書房新社