アンチネオプラストン療法

こんにちは。
三番町ごきげんクリニックのスタッフRです。


最近、クリニックへのお問合せで、がんに関するご相談が増えています。
今や、がんは「二人に一人がかかる」と言われているとおり、
誰にとっても身近な病気となったからでしょうか。


かつて「不治の病」とされていたがんですが、
医療技術の発展に伴って、徐々に「治る病気」になってきました。


当クリニックでも、標準治療と併用することでより高い治療効果が期待できたり、
また、副作用の軽減やQOL(生活の質)の向上を目指せるような、
新しいがん治療法に取り組んでいます。

その中の一つが「アンチネオプラストン療法」です。


アンチネオプラストン(ANP)は、ペプチドとアミノ酸誘導体の総称で、
米国の医学博士であるスタニラフ・ブルジンスキー医師が、
1967年に発見したがん治療薬です。

ブルジンスキー博士は、人体で自然に生成されるペプチドが、
がん細胞の成長をコントロールしていることを見い出し、
そして、がん患者の血液中には、健康な人に比べて
ある種のペプチドが欠乏していることに注目しました。


欠乏しているペプチドのいくつかは抗がん作用をもち、
この物質群をアンチネオプラストンと名付けました。
その中でも作用が強いものがアンチネオプラストン「A10」「AS2-1」です。


本来体内に存在する成分のため、正常細胞にダメージが少ないのが特徴で、
また、従来の抗がん剤と比べて副作用が軽度です。


アンチネオプラストン療法は、部位を特定しない、
多くのがんに効果が期待されるものですが、
米国では米国食品医薬品局(FDA)が主導して、
脳腫瘍に対しての臨床試験が先行して行われています。

日本では認可はもとより、がん専門医の間でもまだほとんど知られていない、非常に新しい治療法です。
当クリニックでは、院長の澤登雅一が直接、ブルジンスキークリニックで学び、
同クリニックと提携して、この治療法を導入しています。

アンチネオプラストン療法では、点滴による投与を基本的に毎日行います。
内服薬もあり、おもに維持療法として用います。

世界でも非常に新しい注目のがん治療法にご興味のある方は、
「アンチネオプラストン療法」のページで詳細をご覧ください。