脂肪のお話

こんにちは。

三番町ごきげんクリニックのスタッフMです。


あっという間に8月も最終日。
皆様は「夏」を満喫されましたか?


さて、今回は真面目なお話。
突然ですが、


「バターとマーガリン」
みなさんはどちらが身体にとっていいものだと思いますか?



「バターはコレステロールが心配だから避けて、少しライトなマーガリンを使っています。」



という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

マーガリンにはリノール酸が多く含まれています。

リノール酸「n−6系脂肪酸に分類され、
欧米での研究で、長期に渡って過剰摂取をするとアレルギーなどの炎症性疾患や
心血管疾患のリスクを高めるという結果が報告されています。



さらに、マーガリンにはトランス脂肪酸も多く含まれています。


マーガリンの原料である植物油は常温の状態では液体です。
しかし、マーガリンは常温でも半固形状のままです。



これは、植物油に水素を添加して固まらせているためでこのときにトランス脂肪酸が生じます。

この「トランス脂肪酸」は、マーガリンだけでなくお菓子などに使われるショートニングに多く含まれており
悪玉(LDL)コレステロール値を上昇させ、善玉(HDL)コレステロール値を下げることで虚血性心疾患のリスクを高めるという報告も出ています。


WHO(世界保健機関)では、これを受けてトランス脂肪酸を1日に摂取する総カロリーの1%未満にすることをすすめています。そのため、海外ではパンやお菓子など加工食品にトランス脂肪酸の含有量を表示することを義務づけているところもあります。


最近、日本でもコンビニエンスストアや大手外食チェーン店でトランス脂肪酸を減らす取り組みをしているところも多いようです。


だからといって、マーガリンもバターも脂肪には変わりありません。



さて、あなたはバターとマーガリンどちらを選びますか?



どちらもあまり身に付けたくないもの。
摂りすぎ、食べすぎ注意です!


写真のチョコは以前、先生が学会のお土産に
買ってきてくださったもの。
見たら食べたくなってしまいました…
でも、我慢します。




あるべき姿なんて見たことない。
ここにあるべくしてあるものだけが見える。

(ご機嫌の法則100より)