ビタミンCと放射線障害

こんにちは。

三番町ごきげんクリニック 院長 澤登雅一です。



まだまだ福島の原発の問題が落ち着きませんが

いろいろな情報が飛び交っており、ご質問をいただくこともあるので
この場をお借りして少しお話したいと思います。



放射線障害に対するビタミンCの効果は、基礎研究、動物実験のレベルで示されています。
実際、人での研究はあり得ないので、このレベルで議論するしかありません。


そのことを前提として、
まず、身体の酸化という概念は放射線障害からわかったことです。
そのため、抗酸化物質を摂取することは理にかなっていると思います。
ビタミンCだけでなく、同じ抗酸化物質であるコエンザイムQ10レスベラトロールにも同様の研究結果が報告されています。


では、その抗酸化物質をどのくらいの量摂取すればいいかという問題ですが、
先にお話ししたとおり、人でのしっかりしたデータがないためはっきりと言えないのが現状です。
そのため、基礎研究、動物実験のデータや経験的なことをふまえ私の考えで算出します。


効果については、被爆の程度にもよります。
害があるのかないのか微妙なレベルで不安な日々を送っている場合、
個人的には積極的に摂取してもいいと考えています。
ビタミンCは抗ストレス物質でもあるので現在のストレス環境下には向いていると思います。


原発で作業をしていたり、もっと近距離にいる方々は点滴で
高濃度のビタミンCを投与したほうがいいでしょう。



以上のことは、
あくまでも私の私見であり、効果を100%保証できるものではありません。


いろいろな情報が飛び交っていることや、実際にどの程度被爆しているかわからない状況で、安全にできる自己防衛の手段として私は積極的に抗酸化物質を摂っています。

ご参考までに私が摂っている内容です。
ビタミンC 4000mg
レスベラトロール 100mg
α リポ酸 200mg
コエンザイムQ10 100mg
亜鉛 45mg

です。